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中古デジタルカメラの買取市場

デジタルカメラの新機種を購入する際に、古いデジタルカメラの売却を検討する人も多いのではないでしょうか。売却前には、デジタルカメラの中古市場での需要や、買取ってもらう際、どのような点に注意しなければならないかをチェックしておく必要があるでしょう。また、買取不可とされたデジタルカメラを処分するのに最適な方法についても紹介します。

進化を続けるデジタルカメラと人気の機種

近年発売されているデジタルカメラは、スマートフォンでの撮影と差別化する目的で、画質や機能面が充実したものが多くなっています。画質のよさが特徴のデジタルカメラが多く発売されており、現在ではレンズを交換して使用する一眼レフカメラと同等の機能性をもつデジタルカメラも増えています。どのような環境でも撮影できる、防水や潜水機能が特徴のデジタルカメラなど、スマートフォンにはない機能性があるデジタルカメラの人気が高くなっています。

また、スマートフォンと連動して楽しめる、BluetoothとWi-Fiに接続できる機能を持つデジタルカメラも注目されています。スマートフォンと接続することによって、写真や動画をスムーズに転送でき、SNSへの投稿も簡単にできることが特徴です。ほかにも、スマートフォンで画角を確認しながら撮影できる種類であれば、1人でも大人数でも不自由なく撮影できるでしょう。

スマートフォンの進化とともにデジタルカメラも進化しており、新しい機能を搭載した新機種が次々に発売されています。コンパクトデジタルカメラは価格が手ごろなものも多く、買い替えやすいことも特徴的です。そのため、新しい機能を搭載したデジタルカメラが発売されるタイミングで、デジタルカメラの中古市場にも動きが見られるでしょう。

デジタルカメラを買取ってもらう際の注意点

デジタルカメラを買取ってもらう際には、3つのポイントに注意しましょう。1つ目が、写真や認証設定などの個人情報を削除することです。デジタルカメラを買取ってもらう際には、個人情報流出防止のため、メモリーカードを出してから売却します。デジタルカメラの種類によっては写真データなどが本体に記録されるモデルもあるため、本体の情報もすべて削除しなければなりません。写真データについては、デジタルカメラを1度初期化したり写真を削除したりするだけでは、完全に削除できないこともあります。

そのため、メモリーカードを抜いたあと、写真データを削除して本体の容量が埋まるまで適当な写真を撮影し、再度初期化しましょう。万が一、完全に削除できなかった場合に備えて、個人情報に関わらない写真で容量を埋めておく必要があるためです。また、デジタルカメラの設定も消去します。所有者を認証する機能を搭載したデジタルカメラでは、顔写真や氏名、誕生日や無線LANを登録していることもあるでしょう。設定の削除はデジタルカメラごとに異なるため、説明書の手順に沿って内容を消去する必要があります。

2つ目が、購入時に付いていた付属品をすべて揃えることです。デジタルカメラは購入時の付属品が欠けていると買取価格に影響するため、バッテリーやケーブル、取扱説明書はもちろんストラップなども確認します。もしも、付属品が分からない場合には、メーカーのホームページから確認することが可能です。

3つ目が、可能な限りきれいな状態にして売却することです。買取査定時には性能だけではなく本体の見た目も重視されるため、きれいにしておくことで査定額をあげることにもつながります。細かな部分は毛が柔らかいブラシで汚れを落とし、マイクロファイバーのクロスなどを使用してレンズ周りもきれいにしましょう。洗剤やアルコールなどを使用するとゴムが変形、変色したり、塗装が溶けたりといった可能性があるため、汚れが目立つ場合のみカメラ専用のクリーニング剤を使用することが大切です。

デジタルカメラを売却する際の3つの注意点をふまえて対応しても、故障していたりタイプが非常に古かったりすると買取ってもらえないこともあります。特に、古いものになると実際に購入したときの価格と比較して買取価格が大幅に低くなることも多くなります。本体のデータ削除やクリーニングなどの手間と比較して、買取価格が見合わないことも珍しくありません。コンパクトデジタルカメラについては新機種になるほど機能性も高く、中古デジタルカメラのニーズは少ないといえます。買取専門店でも積極的に買取らない傾向があり、リサイクル品としての需要が高いとはいえないでしょう。

デジタルカメラの最適な処分方法とは

買取ってもらえなかったデジタルカメラや、手間を考えると処分したほうが効率的であるという場合、不用品回収業者に引き取ってもらう方法が有効です。不用品回収業者に依頼することで、早ければ即日対応してくれるため、自分で買取専門店へ足を運ぶ必要もありません。

また、不用品回収業者では、デジタルカメラ以外にもデジタル機器や家具、家電などの引き取りも行っているため、1度で多くの不用品を処分できることもメリットです。リサイクル家電など、一般のゴミとして破棄できないものや購入した店舗に持ち込まなければならないものなども回収してもらえます。衣服や家庭ごみなどの回収も受け付けている場合もあり、デジタルカメラを処分したい場合には家の中にある不用品を一気に処分するのもよいでしょう。