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【キッチン家電や生活家電】小型家電の処分方法

ライフスタイルの変遷や技術革新によって、各家庭には便利な電化製品や機器があふれています。大型の冷蔵庫やテレビから、スマホやドライヤーのように小さいものまで、様々な家電なしには生活できなくなってしまいました。

その分、日常にあふれるこれらの電化製品が壊れてしまったり、買い替えを行う回数も増えてくるわけですが、処分する際には法律に基づいて適切に廃棄する必要があります。

小型家電リサイクル法について

使用済みの電化製品を処分したい時は、どのような点に注意したらよいのでしょうか。

最近では、環境への影響から、家庭から出されるゴミは細かく分類されるようになってきており、分類の方法も昔より厳しくなってきています。各種の電化製品の処分については、まずは分類を理解しましょう。

電化製品の処分の際は、大型の家電4品目が対象になる「家電リサイクル法」と小型家電が対象になる「小型家電リサイクル法」を遵守する必要があります。多くのキッチン家電や生活家電は、この「小型家電」に該当します。

家電のリサイクルに関連して、「都市鉱山」という言葉があります。これは、廃棄される大量の家電の中から再利用が可能な金属を回収するプロセスを表現した言葉です。一つ一つの家電から取り出される金属は微量ですが、まだ利用されている家電も含めると日本全国に数千トンもの金属が眠っていると言われています。「家電リサイクル法」や「小型家電リサイクル法」が施行された背景には、廃棄される家電が宝の山であることがあります。

最近では、市役所だけでなく、スーパーや専門店の店先にも小型家電回収ボックスが置かれるようになってきました。家庭から出るプラスチックごみや家電ごみをリサイクルする動きが、以前よりも一般的になっています。回収された小型家電は国が認定する事業者に引き渡され、法律の分類に基づいて仕分けされます。

キッチン家電や生活小型家電の処分

では、小型のキッチン家電や生活家電の回収処理はどうなっているのでしょうか。

家電が大型か小型かを判断する基準の1つは30cmより大きいか小さいか、です。そのため、各所に設けられている小型家電回収ボックスは、投入口が30cm×30cmに設定されているものが多いです。これを超えるものは大型家電の扱いになりますが、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は「指定4品目」に該当するので、手数料を支払って処分する必要があります。この4品目以外の大型家電であれば、自治体の粗大ゴミ専用受付で回収してもらうための申し込みをする必要がります。

30cm×30cm以内の小型家電であれば、小型家電回収ボックスを無料で利用できます。区役所・市役所の他、商業施設にも設置されているので、設置場所は自治体のホームページで確認しましょう。特にスマートフォンやパソコンからは、レアメタルと呼ばれる希少な金属が回収できるので貴重な資源を有効に再利用することができます。回収された小型家電は、指定業者によってまずは手で分解・分類され、素材ごとに粉砕され、機械によって材料ごとに選別されて、材料ごとの処理施設に運ばれてリサイクル加工されます。

処分に困った時はどうすればよいか

小型家電を廃棄するには「小型家電リサイクル法」に従って処分する必要があります。

スマートフォンやパソコンなどの情報機器であれば個人情報の漏洩がないように情報を消去しておく必要がありますが、何らかの形で認定事業者に引き渡すことができれば廃棄する方法は自由です。

処分に手間や時間をかけられないという方は、お近くの不用品回収業者に相談してみることをおすすめします。指定した日時に自宅まで回収に来てくれるので運び出す必要がありませんし、大型や小型、家電の種類に関係なく、数が多くてもまとめて回収してくれるので便利です。業者によっては、情報機器であっても情報の消去をしてから処分してくれますので安心です。分類がよくわからない場合や、処分方法を調べたりする時間がない場合は、手間をかけずに短時間で処理できます。