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ゴミ出しのNGマナーでご近所トラブル

ゴミ出しのマナーについては、自治体のルールやゴミの詰め方なども意識しなければなりません。さらに、ゴミを出す際の気遣いを忘れると、ご近所トラブルに発展する可能性もあります。今回はゴミを出す際の基本的なルールや、トラブルになる可能性が高いケースについて解説いたします。また、ゴミを処分しきれなくなった際の対応方法も紹介します。

ゴミ出しのルールをチェック

ゴミ出しにはルールがあり、各自治体で定められている内容に沿って正しく捨てなければなりません。例えば、一度に大量のゴミを出すと回収してもらえない場合もあり、自治体のルール違反になる可能性が高いです。自治体によっては、一度に出すことができるゴミの量を定めています。基本的には、45リットルのゴミ袋3袋程度までとしていることが多いでしょう。一度に多くのゴミ袋を出すと、ゴミ収集所からはみ出してしまう、運びきれないなどのトラブルになるケースがあるため、自治体ごとで定めています。ゴミの出し方は確認していても、量については意識しない人が多く、気づかないうちにルール違反をしてご近所トラブルに発展することもあります。

特に、引っ越しの前や引っ越しの荷解きが終わったあとは、通常と比較して多くのゴミが出ます。45リットルのゴミ袋が2袋以上になる場合には一度自治体のルールをチェックし、場合によっては数回に分けてゴミを出しましょう。また、一度に出すゴミの量を守るだけではなく、重さや大きさについても注意が必要です。1つの袋に多くのゴミを詰め込むと、重さでゴミ袋が破けたり穴があいたりするケースがあります。ゴミ袋が破けると、臭いを発する、水分が漏れることなどで近所に迷惑がかかり、マンションであれば共有部分を汚すなどの迷惑行為に発展する恐れもあります。

ゴミ袋を節約しようと無理矢理詰めると、自身が運ぶ際には問題がなかったとしても、ゴミ収集業者が処理する際に破ける可能性もあります。片手で持った際に重さを実感するようであれば、袋を数個に分けたり、二重にしたりと、対策を行なってから出しましょう。軽量のゴミを出す際には、タイミングにも注意が必要です。ゴミが飛んでしまうことがあるため、風が強い日には軽いゴミ袋を出さないようにする、もしくは大きなゴミ袋の下に置くなどの工夫をすることがおすすめです。強風で飛ばされて袋が開き、ゴミが散乱することなども考えられます。重量のあるものだけではなく、軽量のゴミの出し方にも配慮しましょう。

周辺住民への配慮が必要

ゴミ出しの基本的なルールを守ることは重要ですが、ゴミを出す際に周辺の住民に配慮することも大切です。まず、早朝や夜に缶や瓶を捨てる場合には、音に注意しましょう。マンションの場合は、廊下で缶や瓶を落としてしまえば、フロア中に響くこともあります。多くの人が寝ている時間帯には少しの物音でも住居内に響くため、缶や瓶などを出すときには音が出ないように丁寧に出すことがポイントです。ゴミの音だけではなく、家族や友人同士など数人でゴミを出す場合には、話し声も意識しなければなりません。また、騒音トラブルの原因として足音も挙げられます。過剰にゆっくり歩く必要はありませんが、ヒールのあるサンダルやビーチサンダルは足音が響いてしまうため、早朝や夜の時間帯には注意が必要です。

玄関のドアを閉める際にも、ゴミを持っていると両手がふさがり、静かに閉めることが難しくなります。両手がふさがる場合には、例えばゴミ袋を玄関の前に1つずつ置き、ゆっくり玄関の扉を閉めるなどの工夫が必要でしょう。時間帯によっては、ゴミ出しの際の配慮に欠けることで騒音トラブルのきっかけを作る可能性もあるため、周辺に気を配ってゴミ出しをしましょう。

ゴミ収集所での避けたいマナーとして、ゴミを投げ捨てる行為が挙げられます。投げ捨てている現場を近所の住民が目撃した場合、悪い印象をもたれてしまうでしょう。また、印象の問題だけではなく、投げ捨てた際にゴミ袋が破けたり穴があいたりすることもあり、臭いのトラブルを起こす可能性も高いです。忙しいときでも、ゴミは投げ捨てず丁寧に置きましょう。

ほかにも、カラス除けネットの扱い方も意識しなければなりません。カラス除けのネットは決してきれいなものではないため、触れたくないという心理から雑に扱ってしまいがちです。しっかりとネットの中にゴミ袋を入れたうえで、ネットを元に戻すようにしましょう。

家庭ゴミの処分は不用品回収業者へ依頼しよう

ゴミの分類がわかりにくい、引っ越しなどの理由で一気にゴミが増えたなど、ゴミの出し方で悩んでいる場合には、不用品回収業者への依頼を検討しましょう。不用品回収業者では使わなくなった家具や家電を回収してもらえるため、ゴミの量を最小限に抑えることが可能です。また、段ボールや衣類、植物、古紙や家庭ゴミなども回収してもらえます。自宅にゴミが溜まってしまいゴミ出しが追い付かなくなった場合にも、不用品回収業者へ依頼することによって、一度で解決することができるでしょう。