夏だ!バーベキューだ!終わった後の炭はどうする?
夏のアウトドアイベントの1つがバーベキュー!
家族や友人と集まってバーベキューを計画しているという方も多いのではないでしょうか?ただ、バーベキューは後片付けが大変。。。グリルや網や残った食材やゴミ。そして何より一番厄介なのが炭の後始末です。安全に片付けるにはどうすればいいのか悩みますね。そこで、今回は炭の正しい消化方法、再利用方法、処理の仕方についてご紹介します。
炭の後片付けでこれは絶対にやってはダメ!
バーベキューが終わって河原や海辺に炭を放置して帰る人がいますが、これは絶対にダメです。きちんと後片付けをして帰りましょう。
川に捨てたりするのはもちろん、土に埋めたりする行為も絶対にやってはいけません。自然由来のものだからほっておけば自然に還るんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。しかし、炭化してしまった炭は非常に固くなっていて、砂の中や水辺に放置していても分解されることがありません。誰かが処理をしない限り、そこに残ったままになります。
また、河原や海辺は裸足やサンダルで歩く人が多いので、もし放置した炭に火が残っていた場合はケガの原因になります。そして、最悪の場合には火事の原因になります。実際に、山でバーベキューをした後に炭火を捨てて山火事を起こしてしまい、逮捕されたケースもあります。故意でなかったとしても、「火が消えたから大丈夫だと思った」としても、深刻な結果になってしまいます。
環境と安全を守るため、また、火事を起こさないためにも、使った炭は基本的に持ち帰りましょう。
安全に消火する方法
安全に消火する方法して、水を使う方法と水を使わない方法の2種類があります。
水を使う場合は、金属製のバケツに水を入れてトングで炭を一個ずつ入れていきましょう。プラスチックのバケツだと熱で溶けたり、変形する危険があるので金属製のバケツを使ってください。炭に直接、水をかけてしまうと灰が飛び散ったり、熱い水蒸気が発生してしまうので危険です。炭の消火には時間がかかるので、水をかけただけでは十分に消火できません。
水を使わない場合には火消し壺を使いましょう。
金属製の専用容器で、炭を入れて蓋をすることで酸素がなくなって消火できるアイテムです。完全に消火して温度が下がるまでは時間もかかりますし、容器が高温になりますので注意が必要ですが、安全に消火することができます。取っ手が付いているものが多いので持ち帰るのもラクチンです。
炭を再利用する方法
火消し壺を使った消火には、再利用できるメリットもあります。
一度、火がついた炭は消火して温度が下がった後でも、次にまた火を入れる時に着火しやすくなっています。よくバーベキューをする人であれば炭を毎回買うよりもお得ですし、中にそのまま入れておけるので保管や持ち運びにも便利です。
ただし、水を使って消火した炭はしっかり乾燥させてからでないと火がつきにくいので注意しましょう。保管する時は、湿気対策として新聞紙にくるんだり、ビニール袋に乾燥材とともに入れておくと再利用することが可能です。
また、炭には脱臭剤や消臭剤としての効果もあります。靴箱や台所のゴミ箱付近、冷蔵庫の中など、においが気になるところに置いておくという再利用方法もあります。
炭とコンロの後始末はしっかりと!
炭を保管しておくほどバーベキューを頻繁にやらない人や、再利用するあてがない人は炭の処分を自治体や不用品回収業者に相談しましょう。また、使うことがなくなったコンロやグリルがガレージや物置に眠っているという人は、炭と合わせて不用品回収業者が引き取ってくれる場合もありますので、処分方法や置き場所に困っていたら、依頼を検討してみるとよいでしょう。