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不用品の回収をスムーズに依頼する方法って?

 

親族が亡くなったときの遺品整理や引っ越しするときに捨てたいものは不用品回収業者を利用すると便利です。依頼するのに費用はかかりますが、自宅まで出向いて回収してくれますので、特に大型の荷物を運搬する必要がある場合には助かります。

しかし、多くの人にとって不用品回収業者を利用する機会はあまりないため、利用するのをためらっている人もいることでしょう。そこで、この記事では不用品回収業者を利用してスムーズに処分するためのポイントを紹介します。

業者へ依頼する前にやっておきたいこと

不用品回収業者へ依頼をする前にやっておきたいことは「日程を決めておく」「回収してもらう不用品をきちんと整理しておく」の2つです。

不用品を回収してもらう状況は大きくわけて「引っ越し」などの期限が定まっているものと、「持ち家の遺品整理」などのように期限が決められていないものがあります。前者のように期限が定まっている場合には自然と回収予定日は決まることが多いため、逆算して日程を決めることも難しくないでしょう。

しかし、後者のように「いつでもいい」という状況では、自分のモチベーションも上がらないでしょうし、業者に対して「この日までに回収して欲しい」という期限も伝えられません。そのようなケースでは順番を後回しにされることも多く、いつまでたっても片付けが進まないでしょう。スムーズに回収してもらうためには、ある程度スケジュールを組んでおくことがおすすめです。

ただし、業者の都合によっては忙しくて回収に行けない場合もありますので、余裕をもったスケジュールを組むようにしてください。

また、回収しておくものをあらかじめよく整理しておかないと、回収当日になって困ることもあります。なぜなら、業者が自宅まで回収にくる場合だと、お願いしていた不用品以外に「ついでにこれももって行きましょうか」と聞いてくることがあるからです。その場の勢いでもって行ってもらって後悔することがないよう「回収してもらう不用品はこれだけ」という具合に、しっかりと自分の中で整理しておくことが大切だといえます

見積価格が違う理由とは

不用品回収にかかる費用は各業者によってまちまちです。複数の業者で見積もりを依頼すると、差が大きい場合には2倍、3倍と開くことがあります。できるだけ安い費用で回収を依頼できるように、複数の業者に見積もりを依頼しておくことがおすすめです。

業者の見積価格が違うのは「サービスや補償内容」「業者の内部事情」などという理由が多い傾向になります。洗濯機などの水回りに関係するものを回収するときの水濡れや、大型家具を回収するときの物損などによって、回収するときに被害が発生する可能性は0ではありません。

もちろん、業者側もプロですので、そのようなリスクは最小限に抑えるように努力はしていますが、人間がやることなので事故が起こることもありえます。万が一の場合に備えて保険に入っている業者ほど見積価格は高くなってしまいますが、その分安心を買うことができるので慎重に検討してみましょう。

また、見積価格には運搬にかかるガソリン代や人件費など、業者にとって必要経費となる部分も含まれます。不用品回収業者の事務所から回収場所までの距離は各業者によって異なりますし、人件費についてもそれぞれの事情によって違うのです。業者によっては、事務所にかかる賃貸料や自社をアピールするために必要な広告費といった費用が大きく影響している場合もあります。「利益をどれぐらい見積もるか」というのは業者によって異なりますが、見積価格には必要経費が含まれており、その部分については業者側も大幅に安くすることはできないということは覚えておくようにしましょう。

悪徳業者を避けて、スムーズに依頼しよう!

不用品回収業者の多くは善良ですので、利用することで楽に不用品を処分できます。

しかし、中には悪徳な手口で利用者をあざむこうとする業者もいるのです。そのため、善良な事業者を見極めることができれば、スムーズに回収を依頼できるでしょう。悪徳な手口としてよくある事例としては、「回収費無料という話だったのに、荷物を積んだとたん料金を請求された」などのように料金に関するものが多い傾向です。

また、回収時に「依頼した荷物以外のものをもって行こうとした」といったトラブルも多くあります。このようなトラブルに見舞われないためには、「自治体の許可や認可を得ているかどうか」「見積書や領収書を嫌がらずに発行してくれるかどうか」といった点に注意するとよいでしょう。

不用品を回収するときには「一般廃棄物収集運搬」の許可が必要です。見積もりを依頼する前に、「その業者に許可があるか」について確かめるようにしましょう。ホームページがある業者であれば、多くの場合で掲載していますし、掲載がない場合でも善良な業者であればこちらから聞くとしっかりと答えてくれるはずです。

また、領収書には会社名などの情報を詳しく記載する必要があるので、悪徳業者は発行を嫌がる傾向にあります。そのため、見積もりを依頼する際に「もし回収を依頼したら領収書を発行してくれるか」も聞いておくとよいでしょう。

これらの方法をすべて試したからといって、必ずしも悪徳業者をシャットアウトできるわけではありません。しかし、善良な業者であれば多くの場合で質問に対してしっかりと対応してくれます。大阪にもたくさんの不用品回収業者がありますが、いずれにしても少しでも怪しいなと感じたら、他の業者に依頼する方がよいでしょう。今回紹介した、いくつかのポイントに注意して、上手に不用品回収業者を利用してください。