家電を処分するべきかどうかの基準とは?ここを見て判断しよう!
「部屋が狭い」と感じている人は、ひょっとしたら家具や家電などを捨てられない性格ではありませんか?家具や家電は大型のものも多く、不要なものを処分せずにとっておくと、あっという間に大きなスペースが埋め尽くされてしまいます。
特に家電はさまざまなものがあるので「いつ買ったかも忘れてしまった」という場合もあるでしょう。自宅を広々と使うためには家電の整理が大切です。そこで、この記事では家電を処分するべき基準などについて紹介します。
家電の処分を考えるタイミングや判断基準は?
家電の不用品には、「昔は良く使っていたけど、もう使わなくなってしまった」ものもあるでしょう。そうした家電は棚やクローゼットの収納の中で、知らないうちにスペースを占領しています。少しでも収納面積を増やすためにも、不要な家電の処分を検討した方がよいでしょう。
代表的な例は「フードプロセッサー」や「ミシン」などが挙げられます。前者は「子どもが独立したため、包丁で調理した方が早い」という理由でキッチンの収納棚に眠っているパターンがよくあります。
後者は「子どもが学校に持って行く雑巾やカバンを縫う目的」で購入したものの、やはり子どもが独立して使う機会がなくなってしまうケースです。子どもが独立したり、生活環境が変わったりした段階で家電製品の見直しをした方がよいといえるでしょう。また、「家電を購入したけど、やっぱり必要なかった」という場合もあります。家電製品のCMや店頭に並んでいるきれいな商品を見ていると、つい衝動買いに走ってしまう気持ちになるかもしれません。
しかし、「あるとカッコイイから」という理由で購入してしまったコーヒーメーカーなど、「買ったけどほとんど使っていない」というものもあるでしょう。家電の中には温風ヒーターなど季節限定でしか使わない家電もあります。しかし、季節限定ではない場合、「1年以上使っていない状態」であれば、それはすでに「ほとんど使わない家電」です。処分するかどうかを真剣に検討してもよいといえるでしょう。
処分することのメリットとは
不要な家電を処分することで収納スペースが空き、これまで納めることができなかったものを収納可能です。また、不要な家電を探すことによって家中の荷物に目を通すことになるので、家電以外の不用品を見つける効果も期待できます。結果的に家電だけではなく、家中の整理整頓ができるのはメリットです。
さらに、整理整頓することによって「心のリセット」が期待できます。部屋が広くなってすっきりするという意味合いも含まれていますが、重要なポイントは他にもあるのです。
人間は不要なものをいくつも抱えてしまうと本当に必要なものを見失ってしまうかもしれません。しかし、逆になにかを捨てることによって本当に大切なものが見えてくることもあるのです。いつまでも不要なものに心をとらわれていると気持ちのうえで前進することができません。時には思い切った処分をして気分転換をするのは意外と大切なポイントです。
また、家電を処分する方法にもよりますが、リサイクルすることで誰かの役に立つケースもあります。「メイドインジャパン」という言葉があるとおり、世界的にみても日本製の家電は性能が良く長持ちするケースが多い傾向です。
自分では使わなくなった家電製品でも、必要としている人がいる可能性はあります。必要とする人に使ってもらうことで、自分の気持ちも晴れやかになるでしょう。「自分の周りに必要としている人はいないか探す」「リサイクルショップで売る」といった方法があります。特にリサイクルショップで売ると利益も得られますので、不要な家電製品がある場合には検討してみるのもよいでしょう。
処分するためにはどんな方法がある?
処分するための方法はリサイクルだけではありません。小型の家電製品であれば、各市町村の決まりにそって家庭ごみで処分できる場合もあるでしょう。しかし、「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機(乾燥機)」「エアコン」といった家電製品は「家電リサイクル法」という法律で処分する方法が決められています。一般的に多く行われる方法は「購入した店に引き取ってもらう」という方法です。そのため、家電の買い替え時に一緒に申し込む人もいます。ただし、正規のリサイクル料金のほか、引き取りに行くための出張手数料が高くなる場合があるので、その点は注意してください。
不用品の量が多いという人は「不用品回収業者」を利用するとよいでしょう。家電量販店では、過去に購入した商品しか引きとってくれないケースもあります。しかし、不用品回収業者であれば「どこで購入したか」にかかわらず、引き取って処分してくれます。大きな家電がいくつあっても自宅まで引き取りに来てくれる場合が多いなので、力作業が苦手な女性や高齢者にとってはありがたい存在です。
ただし、「無料で回収します」という業者には注意してください。家電リサイクル法で規定されている家電を処分する場合は、リサイクル料金が発生します。品目ごとによって料金は異なりますが、処分する業者もリサイクル料金を支払ったうえで処分場まで運んでいるので注意しましょう。
そのため、基本的に「無料で回収する」ということはありえません。「不用品の無料回収」をうたう業者の中には、荷物を積み込んだあとで料金を請求してくる悪質なケースもありますので気をつけましょう。
家電の処分は「生活環境が変わったとき」や「1年以上使っていない」場合に検討してみてください。処分することによって、部屋を広々と使えるだけでなく「心の整理」ができる点もメリットです。家電の状況によってはリサイクルショップに売って、多少なりとも稼げる点もメリットでしょう。また、家電リサイクル法に規定されている家電の処分は適正な方法で行う必要があります。正しい方法で行い、すっきりとした気分で処分できるようにしましょう。