廃品回収には手間がかかる?できるだけ手間をかけない方法とは
地域や自治体で行っている不用品回収の1つに、廃品回収があります。小学校の保護者会や町内会で行われる場合もあるため、身近に感じやすいのが不用品回収です。廃品回収の対象となっている品物は細かく分類されているため、回収を依頼する前に把握しておく必要があるでしょう。そのため、廃品がたくさんある場合は分類をするのに手間がかかります。
しかし、工夫次第で廃品回収の手間を減らすことが可能です。この記事では廃品回収の特徴と、できるだけ手間をかけない方法を紹介します。
回収対象になっている品物や回収方法は?
廃品回収は、再生が可能である資源を回収する目的で行われています。新聞紙や段ボールのような紙資源やガラス瓶などがよく回収されているでしょう。衣類などの布製品や缶も回収の対象となる場合があります。アルミ缶は回収の対象なのにスチール缶は対象外など、詳細は廃品回収を行っている団体によって異なるため、確認が必要です。
廃品回収には、場所を決めて行われる方法とトラックで街中を巡回する方法があります。あらかじめ場所が決められている場合は、自分で廃品を持っていかなければなりません。処分したい廃品がたくさんあるときや、回収場所が自宅から遠いときには非常に手間がかかるでしょう。
一方、巡回しているトラックに声をかけて回収してもらう方法では、それほど手間はかかりません。自宅からトラックまで廃品を運ぶ距離が短いため、負担が軽くて済みます。
また、トラックでの巡回が多いのが、廃品回収を行っている業者です。新聞に折り込みチラシを挟んで宣伝している業者もあります。地域や自治体で行う廃品回収の日が遠いときや、すぐに廃品を処分したいときなどに便利でしょう。
しかし、トラックで巡回している業者の中には、悪質な業者も含まれている可能性があるので注意しなければなりません。大阪府内でも、廃品の回収後にトラブルになったという相談が増えています。料金についてのトラブルが多い傾向です。特に、多く発生しているのが、無料や低料金での回収を宣伝していたにもかかわらず、実際に回収したあと高額な料金を請求されるようなケースになります。
すぐに、サービスを利用できるため、安易に利用しがちですが、廃品回収の依頼をする際は、信頼できる業者かしっかりと調べてから利用するようにしましょう。
廃品回収業者と不用品回収業者の違いは?
廃品回収業者と不用品回収業者の業務は異なります。
廃品回収業者はリサイクルが可能な資源を回収するのに対し、不用品回収業者では再生資源を含めたゴミ全般の回収が可能です。環境省によると、不用品回収業者の名称は、廃品や不用品を回収する業者の総称とされています。廃品回収業者は、さまざまな分類の再生資源を回収しリサイクルを行うのが基本的な業務内容です。そのため、ゴミや家具など不用品の回収はあまり行っていません。廃品回収業者の中には、回収した資源のリサイクルをしたり、修理をしたりして販売を行う業者も存在します。
一方、不用品回収業者では、たくさんの不用品を一度に回収してもらうことが可能です。リサイクルが可能な資源はもちろん、大型家具などの不用品、燃えるゴミや危険ゴミなども回収対象に含まれます。そのため、自分でゴミや資源の分類を確認し、仕分けをするような手間がありません。引っ越しや家のリフォームなどで日程に余裕がないときに利用しやすいでしょう。回収作業を依頼する際も都合の良い日時を指定できるため、とても便利です。また、不用品回収業者の回収サービスでは、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど大型家電の回収も依頼できます。
通常は家電量販店などで特別に引き取りを申し込む必要がありますが、不用品回収業者に依頼をすれば、他の不用品と一緒の処分が可能です。どちらの業者に依頼をするのかは、廃品や不用品の種類と数量によって判断できます。
処分したいゴミや廃品が多い場合は、不用品回収業者を検討してみるとよいでしょう。
不用品回収であれば手間がかからない
廃品回収では回収場所が指定されている場合が多いので、廃品を自分で分類し運搬する手間がかかります。日時も事前に決められているため、廃品回収の日程が合わないと処分ができません。
また、業者や自治体によっては回収の対象となる廃品が細かく分類されることもあります。すべての廃品を一度に処分できない可能性もあるでしょう。なるべく手間と時間をかけたくないのであれば、不用品回収業者の利用をおすすめします。不用品回収業者であれば、廃品をはじめゴミや家具、家電など不用品の処分が可能です。一度に大量のゴミや不用品を回収できるのも、不用品回収業者の大きな特徴になります。
都合の良い日時に直接自宅へ回収に来てくれるため、忙しい人でも利用しやすい回収サービスです。廃品や不用品の処分方法を迷っている場合は、不用品回収業者の利用を選択肢に入れてみるとよいでしょう。