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安全に!確実に!廃油の処分方法いろいろ

揚げ物で使用した油や暖房器具で使うことなく余った油はどのように処分していますか?

排水口が詰まる原因になってしまったり、環境汚染にもつながるのでそのまま流して捨てるわけにはいきません。それでは安全に処分するにはどのような方法があるのでしょうか。今回は食用油や燃料用の油など、油ごとの処分方法についてお話します。

調理用の油の処分方法

調理などで使用する油を処分する方法は色々ありますが、その1つが「油固め剤を使用する」ことです。

スーパーマーケットや薬局で油凝固剤が市販されているので、それを使って油を固め、燃えるゴミとして処分します。固まった油は液体に戻すことが不可能なので火災や液漏れが起きたりする心配がなく、安全に処分することができます。

2つ目は「他のものに吸着させて処分する」という方法です。

油を吸着して処分するための薬剤が市販されているのでそれを使用して処分をします。薬剤がない場合は新聞紙、古い衣類などでも代用することができますが、油が熱を持っているとやけどする恐れがあるので、必ず冷めていることを確認してから行ってください。

暖房器具に使う油

では、灯油など暖房器具で使用する油の処分方法について確認しましょう。灯油は金属の缶に入れて日に当らないところにおくなど厳重に管理すれば3から4年ぐらい持ちますが、劣化してくると交換が必要になります。

処分方法の1つが「ガソリンスタンドに引き取ってもらう」ことです。

ガソリンスタンドでは灯油を購入することができますが、同時に使用しなくなった灯油の引き取りも行っています。引き取りにかかる費用は基本的に無料ですが、店舗によってはポリタンク1つにつき数百円とお金がかかることがあるので注意してください。処分した灯油はガソリンスタンドに備え付けられている大型のタンクに保管されるので、1度に大量の灯油を引き取ってもらうことができます。

2つ目の処分方法が「新聞紙に吸着させる」という方法です。

余った灯油を新聞紙などの油を吸収する紙に染み込ませ、それをビニール袋などに入れてゴミとして処分します。使用するのが新聞紙やビニール袋などであるため、処分するコストが少なく少量の灯油を処分したい場合におすすめです。油を染み込ませた紙を一箇所に集めて放置すると熱を持ち発火することがあるので、油を染み込ませていない新聞紙で包むなど火災への対策は忘れずにおこなってください。

3つ目は「不用品回収業者にお願いする」ことです。

業者によっては灯油も引き取り対象になっているので依頼してみましょう。ガソリンスタンドとは異なり引き取り料金が発生することが多いです。しかし、自宅まで来て引き取ってもらうことができるので、忙しい方や近くにガソリンスタンドがない方はこの方法がオススメです。

エンジンオイルの処分方法

最後はエンジンオイルの処分方法について紹介します。

まずは「不用品回収業者に引き取ってもらう」という方法です。
エンジンオイルは再生燃料の1つであり、オイルに付着している汚れを取り除いてろ過すれば再生油として販売することができるため、買い取ってくれる業者が多くいます。また、エンジンオイルを購入したときのレシートを持っている場合は購入先の店舗にお願いして引き取ってもらうということも可能です。

「廃油処理箱で固めて処分する」のも方法の1つです。

ホームセンターやカー用品店などでは廃油処理箱というエンジンオイルなどを処分するための商品がおいてあります。そうした箱の中には油を吸着する素材があり、入れた油を固めて安全に処分することができます。処分する場合は固めた油が燃えるゴミになるのか、それとも産業廃棄物になるのかを確認してから実施するようにしましょう。なお、一度固めてしまうと液体に戻すことができなくなるので気をつけてください。

エンジンオイルを「ガソリンスタンドに引き取ってもらうこと」可能です。

ガソリンスタンドでは4リットルまでエンジンオイルを無料で引き取っています。引き取り方法については廃油を入れた缶ごと引き取ってくれるところもあれば、中身だけ引き取るところなど様々なので、あらかじめ確認するようにしましょう。スタッフがいないセルフガソリンスタンドでは引き取り不可の店舗が多いので注意してください。

もったいない精神は廃油に限ってはキケン!

油は調理や燃料、機械の潤滑油など様々なところで使用されており、処理の方法によっては再利用も可能です。ですが、「いつか使うかも…」と不要な油を放置していても劣化してしまっては再利用できるものもできませんし、家屋内に可燃物を放置しておくのはとても危険です。

古い油がありましたら、不用品引き取りの業者や再利用をしている業者を探して、処理をお願いしてみましょう。