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両親が廃業して不要に…農機具の処分方法

農業を営んでいた両親や親戚が高齢となり、後を継ぐ人間もおらず廃業となった場合、困るのが農機具の処分です。巨大なトラクターや耕運機は素人が簡単に捨てられるものでもないですし、農機具は高額なものが多いですから、スクラップにしてしまうのももったいなく感じるでしょう。そもそも、処分する場合はどういった方法があるのでしょうか?買い取ってくれるところはあるのでしょうか?

中古農機具の市場状況とは

廃業などで使い道がなくなってしまった農機具を買い取ってもらえるかどうかは、農機具の中古市場の状況に左右されます。日本では高齢化が進んで就農人口も減少しており、新品の農機具売り上げは右肩下がりです。しかし、早期退職などで新規に就農した人がコストの安い中古農機具を求める傾向は見られます。日本の農機具メーカーは高い技術力を持っており、中古であっても十分に稼働する製品が多いのです。車とは違って何万kmも走行するわけではないですから、たとえば10年間使ったトラクターでもタイヤやエンジンにはそれほど負担がかかっていません。整備をを怠らなければまだまだ長く使用できる農機具が多いため、中古市場は活気づいています。買い取ってもらうには有利な状況と言えるでしょう。

また基本的に日本国内においては、製造から15年以上経過した農機具は、法律によって再販することが禁じられています。ところが先述のように、品質が高い日本製の農機具は15年程度の使用ではそれほど劣化しておらず、まだまだ使える状態です。そのため東南アジアを中心とした農業が盛んな地域では日本の中古農機具の需要がとても高く、国内での販売が出来ない代わりに輸出という形をとって売ることができます。さらに、海外では農機具を修理しながら長く使っていることが多いので、農機具部品にもニーズがあります。このため、故障して動かなくなっている農機具でも買い取ってもらえる可能性もあります。一見、とても売れそうにない壊れた農機具でも、修理すれば売れたり、また部品に価値があったりというケースもあるからです。

農機具の処分、トラクターの場合

トラクターを処分する場合、もっとも一般的なのは農機具店などに依頼して処理してもらう方法でしょう。このやり方だと、下取りではないので処分費を必ず支払わなければなりません。また、トラクターをお店まで自力で運ぶことを要求されたり、そもそも種類によっては処分を断られたりすることもあります。処分費もお店によってまちまちなので、利用する場合には複数のところに見積もりを出してもらいましょう。

機種やメーカーにもよりますが、トラクターは田にも畑にも使える万能選手なので、国内外を通じてとても需要が多いです。農機具は野外で使用し、泥や水をかぶることを前提に設計されているので、内部のエンジンはとても頑丈にできています。長年放置されて車体の表面が錆びていても、エンジンのダメージは見た目ほどではない、ということも多いです。エンジンが稼働するかどうかは、買取できるのかどうかの大きなポイントになりますので、必ずチェックしておきましょう。

つい最近買ったような新しいトラクターであれば、かなりの金額で国内販売が見込めますし、古いものでも海外に向けて販売したり、部品だけを売るということも可能です。日本のトラクターの場合、メーカーでの製造中止から12年が経つと部品の生産も終わり、供給がストップします。そのため古い機種ほど、パーツの希少価値が上がるということもありますので、調べてみると良いでしょう。

田植え機も買い取りが見込める

中古農機具のなかでトラクターと並んで人気が高いのが、田植え機です。

中古品として輸出される先の東南アジア諸国には、高温多湿な気候を生かして稲作を主要な産業としている地域が多数存在します。人力よりはるかに効率よく田植えが可能なため、田植え機はこれらの稲作農家にニーズが高く、たとえ古くて日本で再販できないものでも買い取ってもらえる可能性があるのです。

田植え機の場合、トラクターより国内需要は少ないため農機具店に下取りしてもらうのはやや困難です。農機具全般に言えることですが、事業ごみであることや、バッテリーなどの処理に危険がともなうことから、粗大ごみとしての回収はしてもらえません。鉄くずとしてスクラップに出すという手段もありますが、高値がつくアルミニウムや銅と違い、田植え機から出てくる鉄は買取価格が低いものです。処分費のほうがはるかに高くなってしまうでしょう。インターネットオークションなどを利用して欲しい人に売るという方法も、再販期間や運搬コストなどの点からあまりおすすめはできません。

農機具は、手広い品目を扱っている不用品回収業者に見てもらって回収してもらうのがもっとも安全でしょう。農機具として売れそうなら買い取ってもらえますし、お金を払って捨てるよりはるかにお得です。パーツだけの販売にも強く、海外や個人への販路を持っている業者なら買い取り金額も期待できます。農業を廃業した場合は農機具以外にも大量の不用品が出るため、そちらの処理と合わせて依頼するという意味でも不用品回収業者に依頼するのがベストです。