大阪での災害ごみの取り扱いについて
このところ、大きな災害が続いています。台風や大雨というより「災害」レベルの被害が各地で起こっています。もし、地震や台風といった災害で被災した場合、被害状況によっては、家が住めない状態になってしまったり、それまで使用していた家財道具の多くが使えなくなってしまうことが想定されます。そういった時、途方に暮れてしまうのが家財道具の処分方法。そこで今回は、いざという時に役立つ粗大ごみの処分方法と、大阪の自治体が実施している災害ごみの受け入れ状況、いつでも役立つ民間の不用品回収業者のサービスについて紹介していきます。
水に浸かったソファーやベッドの処分が必要
台風や河川の増水などで家屋が浸水した場合、ソファーやベッドが水に浸かってしまうと使えなくなってしまいます。
再利用もできません。使えなくなったソファーやベッドは処分することになりますが、自治体が指定する場所へと運び出して粗大ごみとして処分しなくてはならないので、非常に労力がかかる作業になります。ソファーやベッドは小型であっても一人で運び出しするのは大変な作業ですし、大きなものになると移動させることすら難しいです。分解や解体をして運び出すこともできますが、工具がなかったり、人手がなかったりするとどうすることもできません。屋内清掃や衛生面のことを考えると、最優先で処分することが必要になってきます。
使えなくなってしまった家電製品はまとめておこう
大型地震などのような激甚災害では、テレビなどの家電製品が台から落下したり、上から落ちてきた別の家財で破損して使えなくなることも想定されます。しかし、テレビは家電リサイクル法に従って処分することが義務付けられているので、自治体に回収してもらうゴミとしては処分できません。買い替えをするのであれば家電販売店が引き取ってくれる場合もありますが、買い替えをしない場合は、販売店やメーカーが指定する場所へと持ち込んで処分することになります。
テレビには再利用できる部品があるので、壊れていても引き取ってもらえる場合もありますが、災害後の混乱の中では家電製品の種類によって処分方法を検討する余裕がないと思いますので、使えなくなってしまった家電製品はまとめておいて、落ち着いたら不用品回収業者に依頼してみましょう。家電の種類に関係なく回収してもらうことができますし、家電だけではなく、使えなくなってしまった家具でも何でも回収してもらうことができます。
被災証明書が発行されれば災害ごみとして処理してもらえる
大阪の自治体に粗大ごみを処分してもらう場合には、事前予約をして処分を依頼する必要があります。その際には、住所氏名、サイズなどを伝えることになるので、あらかじめサイズなどはメジャーで測っておくとよいでしょう。その後は、伝えられた手数料分の料金を「粗大ごみ処理券」として購入する形で支払うことになります。
災害などで被災した場合には大量の災害ごみが発生します。自治体によっては、大規模な災害の後には特例として災害ごみの収集を行うことがあります。大阪市であれば、環境事業センターや各区の処理施設が収集に対応している場合もありますで、自治体のホームページを確認してください。事前の申請が必要であったり、被災証明書を提出すれば手数料を免除してもらうこともできたり、と手続きが必要です。
被災証明書を発行してもらえなかったり、希望の日時には予約が満杯で災害ごみとして処理してもらうことができなかった場合などは、不用品回収専門業者に相談することをおすすめします。不用品回収専門業者であれば、大量の災害ごみであっても適切に処分してもらうことが可能です。一般ごみ、粗大ごみ、家電リサイクル対象商品など、処分方法が異なるごみの分類も必要ありません。電話やホームページから問い合わせすることができますので、問い合わせをしてみるといいでしょう。