引っ越しですぐ使うもの、引っ越しても使わないもの

引っ越しの荷造りをしていて気を使うことの一つが、引越し先ですぐに必要なものとそうでないものを、どのタイミングでどう分けて梱包すればいいのか。

ここでは、引っ越してからすぐに使うものと、やがて使わなくなってしまうものについて考えてみましょう。必要なものと、ゴミとして処分することになるのは何かを知っておけば、面倒な引越し作業を少しでも段取りよく進めることができるかもしれません。

引越し先ですぐに使うもの

引っ越した先ですぐに梱包を解いて使うものはたくさんあります。

まずは、引っ越したその日から使いたいタオルや衣類のほか、寝具ももちろん必要です。また、お茶を飲む時や食事に最低限必要な食器類・カトラリーも、日頃よく使っているものはすぐに取り出して洗っておきたいところ。同じキッチン周りの生活用品なら、鍋・やかん・フライパンといった最低限の調理器具も忘れてはいけません。さらに、湯沸しポット・ドライヤーなどの小型家電、パソコン・電子レンジ・掃除機といった家電も引っ越してすぐに使いがちなものなので、早めに梱包を解いておきましょう。

生活を振り返りながら、毎日のように必ず使っているものをメモしておくと、自分にとっての必需品を把握することができます。引越しの際にはアイテムごとに荷物をまとめるのも一つの方法ですが、毎朝使うものや毎晩使うものなど、時間帯ごとに生活必需品を梱包したり、使用頻度別に荷造りしたりしておいても便利です。

引っ越すまでの間に長く使っていなかったものを引っ越してから急によく使うようになるというのは、ほぼないと考えていいでしょう。このあたりは最初に梱包してしまって、新居には最初に運び入れて、部屋の一番奥や積み上げた段ボールの一番下になってもいいように置きましょう。

引っ越し先でも使わないもの

引っ越してすぐに必要になるものがある一方、引っ越しを機に使わなくなるものもあります。

また、引っ越す以前から使わずに、クローゼットや押し入れの奥で眠っている家財道具も意外とたくさん出てくると思います。未開封のままになっている贈答品のタオルや何年も着ていない洋服、サイズアウトした子供服、当面は着る予定のない着物やドレスあたりが該当します。

また、食器棚の中には、ほとんど使わない茶碗・皿・グラスなどが多く入っているでしょう。使わないとわかっていても処分できないという人は多いでしょう。引っ越し先に大きなクローゼットがあれば、タンスやチェストは必要なくなるかもしれませんし、新居に合わせて照明器具やカーテンを準備した場合には、それまで使用していたものは不要になるでしょう。

プレゼントされた貴金属やジュエリーなどを、着けないけれど高価そうでもったいないから一応取っておくという人もいますが、趣味に合わないものを持ち続けていても、タンスの肥やしになるだけ。引っ越しの荷造りの際、久しぶりに発見してとりあえず梱包したものの、引っ越し先に持って行っても「やっぱりいらない」となるものは、たくさんあると思います。

不用品回収を依頼することのメリット

せっかく引っ越しをするのだから、新たな気分で生活をスタートさせたいですが、使わないものやいらないものに囲まれていては、なかなか「心機一転」というわけにもいきません。

そこで利用してみたいのが不用品回収業者です。

思い切って処分することにしても、大きなものは搬出するだけでも大変ですし、一般ごみとして捨てられる細かいものでも分別などが面倒です。大小さまざまなものを捨てる引っ越しの際には、どんな不用品でも回収してくれるという業者が理想的かもしれません。買い取り業務も併せて行っている業者に依頼すれば、状態の良いものであれば買い取ってもらえますし、ゴミとしては処分したくないような思い入れがあるものであれば、引き取ってもらうことで新しい持ち主の手に渡るかもしれません。

買い取り手続きから不用品処理まで、全て自分だけで行うのは至難のわざ。専門の業者に頼むことで不用品の処理がスピーディーに進み、忙しい引っ越し前後の時間を合理的に使うこともできるでしょう。引っ越しは一部のいわゆる転勤族の方々を除けば、多くの人にとってはそれほど頻繁にするものではなく、自分自身の生活や家財道具の要・不要を見直すまたとない好機になります。

不用品回収業者を利用することで、家も気持ちもすっきりと整理させられる点は大きなメリットです。