• 不用品回収

不用品をフリマで上手に処分する方法

たいていの家には、着なくなった服や使わなくなった電化製品など、なにかしらの不用品が眠っているものです。しかし、「もったいない」「いつか使うかもしれない」などの理由で、いつまでも処分できないままでいるという場合も多いのではないでしょうか。

不用品を思い切ってフリマで売ってしまうことで、小遣い稼ぎと片づけを同時に行うことができます。ただし、適当にフリマに参加しただけでは、なかなか出品物は売れません。そこで、ここでは不用品をフリマで上手に売るコツについて解説していきます。

まずは不用品を仕分けして価格設定を考えよう

不用品を処分するにあたって、せっかくですから家の隅々までチェックして、使わない物やいらない物をまとめて出しましょう。探してみると、不用品は案外隠れているものです。

次に、フリマに出品する準備として、出てきた不用品を仕分けていきます。仕分ける際は、「有名なブランド品・高価な物」「ノーブランド品・安価な物」「大衆向けの物」「マニア受けしそうな物」などの種別に分けていくと良いでしょう。また、「雑貨」「電化製品」「本・雑誌」などで区別してもかまいません。

続いて、仕分けた不用品ごとに、大まかな価格設定をしていきます。フリマに不用品を出品する場合、基本的に価格を安くしないとなかなか売ることはできません。そのため、大きくもうけようとはせず、低めの価格をつけることが重要です。

例えば、本や雑誌は古本屋で売られている価格を参考にして、それよりも低めに設定すると良いでしょう。きれいな状態の物や、発売してからまだ日が浅い物であれば、やや高めの価格でも売れる可能性があります。あまりに傷みが激しい本や落書きや汚れがある本は、かなり安い価格をつけましょう。まとめ売りのコーナーを作り、「このコーナーの本は10冊まとめて○○円」というような売り方をするのも効果的です。

電化製品を出品する場合、ちゃんと動くかどうかが売れ行きを左右します。バッテリーや電池などを持ち込み、問題なく作動することをアピールすれば、客に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。箱や説明書がついていれば、なお良いです。有名なブランド品であれば、多少高めに価格を設定しても売れることがあります。その品の保存状態に合わせて価格を調整するようにしましょう。

参加するフリマの情報収集も大事

情報収集

不用品を上手に処分するためには、「どんなフリマに参加するのか」も大事なポイントです。フリマはさまざまな場所で開催されており、インターネットや地域の情報紙や新聞を調べれば、開催予定情報を知ることができます。役所の広報誌に掲載されていることもあるので、そちらもチェックしてみると良いでしょう。

フリマの情報でまず注目したいのは、「誰が主催しているか」という点です。公共団体が主催するフリマなら運営体制がしっかりしていることが多いですが、個人や民間団体の場合は管理がずさんなことがあります。そのため、主催者の評判や対応をあらかじめ調べておくのが賢明だといえるでしょう。

また、「定期的に行われているフリマなのかどうか」も大切なポイントです。定期的に開催されているフリマであれば固定客がいる場合があるので、当日の来客数も期待できるでしょう。来客数が多ければ、それだけ出品物が売れる可能性も高くなります。

さらに、「会場までのアクセスは便利か」「駐車場が用意されているか」といった点も来客数に影響します。たくさんの不用品を持って会場まで移動することを考えると、出品者側としても駐車場があるほうが楽でしょう。

好ましいのは、駐車場に車を置き、その場で出店できるパターンです。ただし、駐車料金が必要な会場の場合、出品物が売れずに赤字になることもあります。ほかにも、「売っていい物とそうでない物の確認」「雨天時やキャンセル時の対応」「トイレがあるかどうか」なども重要なので事前に確認しておきましょう。

参加当日の心得とは?

当日

フリマの当日は、できれば誰かと一緒に参加するようにしましょう。トイレや食事や休憩、客が殺到したときの対応などを考えると、複数人で参加するのがおすすめです。ひとりで参加した場合、「トイレに行っているあいだに出品物を盗まれていた」などといった事態が起こりかねません。

また、フリマ当日は早い時間に出発することが大切です。出品物を並べるのにそれなりの時間がかかりますし、掘り出し物目当ての客は早い時間に会場を見て回ります。なるべく多くの客に出品物を見てもらって、売却チャンスを増やしましょう。

さらに、出品物を並べるために敷くビニールシートや布、お釣り用の小銭は必需品です。予算に余裕があるなら、売れた出品物を入れる袋を用意しておくと客に喜んでもらえます。出店中は長時間座っていることになるので、クッションや椅子も準備しておくと良いでしょう。

そして、出品物の価格を表示する値札も重要です。値札は客の目につきやすい場所に置き、出品物に関する簡単な説明を付け加えると効果的です。ポイントとなるのが、「これは売れる」という自信のある出品物の価格を、本来よりも高めに設定しておくことです。

フリマでは値切ってくる客も少なくありません。そのため、あらかじめ高めに価格設定しておくことで、多少の値切り交渉にも対応できるようになります。ただし、時間が経って客の数が減ってきたと感じたら、出品物の価格を全体的に下げ、すべての品を売り切ることを目指したほうが良いこともあるでしょう。