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土って捨てられるの?枯れてしまった観葉植物の土は何ゴミ?

生活環境を快適にするためにも、地球の環境を悪化させないためにも、ゴミをそれぞれの処分方法にそって処分することは非常に重要なことです。しかし、ものによっては処分方法が分からないものもあります。

とくに困るものの代表が土です。

観葉植物やプランターなどで植物を育てていた場合、枯れた植物は生ゴミとして処分できても、土の処分方法を知らないという人は多いので、いくつかの方法を紹介します。

土の再利用

戸建ての家に住んでおり、庭がある家庭ならば、土の処分の際に、庭に撒くという方法もあります。この方法が、最も面倒が少ない方法ということができるでしょう。しかし、都会で暮らす多くの人々はマンションやアパートで暮らしており、観葉植物を室内で育てている場合でもプランターで家庭菜園をしている場合でも、土はホームセンターで購入して入手することがほとんどでしょう。そうなると「庭に撒く」という選択肢はありません。

ここで、絶対にしてはいけないことが、公園や河原に捨てるということです。

一見、土はゴミのように感じられません。電化製品と同列に考えると違和感があるかもしれませんが、土をその辺に捨ててしまっても、立派な不法投棄にあたります。

一度家庭菜園などで活用した土は栄養分などが少なくなってしまいます。そのため、次に利用しようとして種や苗を植えたとしても、すぐに枯れてしまう結果となるため、処分を考えなければなりません。ここで、すぐに廃棄することを考えるのではなく、もう一度土を使えるようにすることを考えてみるという方法もあります。いわば土のリサイクルですが、新聞紙やブルーシートに土を広げてゴミを取り除き、黒いごみ袋に入れます。お湯を混ぜた後に、袋の空気を抜き、2,3日日当たりの良い場所において殺菌と消毒をします。さらに2~3日干した後に、市販の培養土と7:3の割合で混ぜれば庭土として再び使用できる土の完成です。

自治体での処分

土を再利用する当てがない場合は、自治体の処分方法にそって処分しなければなりません。

どのようにして処分するのかは、それぞれの自治体に問い合わせて確認する必要があります。確認自体は、自治体のホームページやゴミ捨てのガイドブックでできますが、わからない場合は担当課に電話で聞くことが勧められます。

家庭で使用する園芸用や菜園用の土は、自治体ではおもに燃えるゴミか燃えないゴミ、あるいは受け付けていないかの3通りです。通常のゴミを処分する方法と同じようにして、燃えるゴミ、あるいは燃えないゴミの日にゴミ袋に入れれば回収してくれる自治体が一番処分方法としては簡単です。自治体によっては、「剪定枝や草・土の回収の日」というものを定めている自治体や資源ゴミとして回収してくれるところもあります。

ですが、土の処分を受け付けていない自治体もありますので注意が必要です。

ホームセンターや専門業者

自治体で土の処分を受け付けていないという場合でも、何も案がないというわけではありません。代替手段の一つ目の方法として、園芸をやっているほかの人や農業をしている人に相談して引き取ってもらうという方法があります。

二つ目の方法が、ホームセンターや園芸業者に回収してもらう方法です。すべての店舗で対応してくれるわけではありませんが、植物の苗を販売しているようなホームセンターや園芸業者では不要な土を回収していることもあります。店内の商品の購入と引き換えの場合もあるので、あらかじめ確認しておくことが必要です。

三つ目の方法が、有料にはなりますが専門業者に依頼するという方法です。廃棄物処理業者や便利屋、不用品回収業者に回収に対応してくれます。廃棄物処分業者や不用品回収業者によってかかる費用や一度に持ち込むことができる土の量は変わりますので、どのように回収するのか、そしていくら費用が掛かるのかをしっかりと確認してから、最適な業者を選びましょう。

不法投棄は絶対ダメ

都会に住んでいると、不要な土の処分方法に困ります。自治体で回収してくれないことも多いですが、まずは確認してみることが重要です。それぞれ方法が示されているので、不法投棄という手段に出る前にぜひ確認してください。対応してくれる業者もありますので、最適な方法を検討して、プランターなどで園芸を楽しんでください。